オゾンについて

オゾンってなに?

オゾンとは、地球に到達した紫外線や雷の放電の際などに作られる気体で、地球上の自然環境にも存在します。 地上から約30Km上空にはオゾン層と呼ばれる層があり、地球を囲んでバリヤーを形成しています。
オゾン層の働きは、太陽から発する強い紫外線の約95%を吸収して、私たち生物を強烈な紫外線から守ってくれています。

通常の大気中では0.005ppmのオゾンが存在し、大気をきれいにする働きをしています。
そしてそのオゾンの性質を利用し、殺菌・脱臭などを行う器機を『オゾン発生器』と呼んでいます。

オゾンのメリット

1.強い殺菌・消臭力

オゾンは大気中に自然に存在し、大気を自浄する働き(脱臭・除菌)をしています。オゾンの殺菌・脱臭・空気洗浄力は、塩素の約7倍と言われており、コロナウィルスやインフルエンザウィルスなど、感染率の高いウィルスの殺菌にも強い効果を発揮することができます。オゾンは酸化分解により浄化を行い、各種ウイルスの不活性化及び物質そのものを分解させるため、殺菌・脱臭を根本から解決します。

世界初!オゾンによる新型コロナウィルス不活性化が確認されました。

CT値330(オゾン濃度6ppmで55分曝露)では、1/1,000〜1/10,000まで不活性化しました。

奈良県立医科大学とMBTコンソーシアムの研究グループ結果を詳しく見る

低濃度オゾンガスで、感染力抑制効果が確認されました

0.1ppm(人体に影響がない低濃度のオゾンガス)で、湿度80%の条件のもと、10時間後はウィルス量が4.6%にまで減少しました。

藤田医科大学の研究結果を詳しく見る

2.高い安全性

オゾン(O3)は、酸素(O2)と酸素原子(O)によって構成されています。オゾンは菌やにおいの物質が近くにあると、酸素原子3つのうち1つを分離させて物質と融合し、酸化することで破壊します。
そして残った2つの酸素原子は、O2=酸素へと変化していきます。このように使用後は酸素だけが残りますので、きわめて安全性が高いといわれています。

※高濃度のオゾンは人体や動物に有害とされていますが、発生器によるオゾン濃度は森林浴で自然に発生する程度のものですので、安心してご利用いただけます。

3.ほとんどの材質で効果を発揮

オゾンは、金属やプラスチック、木材、布など、ほとんどの材質のものでその効果を得ることができます。オゾンは気体なので、部屋の隅々まで広がり、部屋全体を均一に殺菌・脱臭をすることができます。空気中に漂っているウィルスやにおい物質はもちろん、床やカーテンに染み付いたものまで根本から分解します。

※天然ゴムや布地など材質によっては、その強力な酸化力で劣化や脱色することがありますのでご注意ください。

オゾン発生器と空気清浄機の違い

空気清浄機(一般的に流通しているファン式タイプ) は、空気中に浮遊する微粒子などを吸い取り、フィルターによって除去して行くことで、部屋の空気環境を良くしていきます。空気中に漂っている微粒子やにおいは取れますが、床やカーテンに染み付いたにおいはとれません。また、ホコリや花粉などの比較的大きな粒子の除去を得意としており、その正常能力はフィルターの機能に依存します。

一方、オゾン発生器は、オゾンの力でウィルスやにおい成分を分解し、空気そのものを浄化します。浮遊しているウイルスや菌、におい物質の分解のみならず、机やイス、ドアノブなどに付着している菌やウイルスなども徹底的に分解します。悪臭分子を酸化分解するので、臭いが戻ることはありません。またオゾン発生の原料は空気なので、半永久的にご使用いただけます。

導入事例

  • ご家庭
  • オフィス
  • 医療・福祉施設
  • 保育園・幼稚園
  • クリニック
  • 飲食店
  • スーパー
  • ペットショップ
  • 車(乗用車・バス・タクシー等)

オゾン発生器は、オゾンの発生〜分解まですべて自動運転です。また、オゾン発生の原料は空気なので、薬剤残存の心配がありません。
そのため、飲食物を扱う場所や、お年寄りや赤ちゃんの集まる場所、ペットのいる環境でも、安心してご利用いただけます。